建築家、デザイナー/デンマーク王立芸術アカデミー出身。アルネ・ヤコブセンはデンマークが生んだ、20世紀でもっとも影響力の大きい建築家兼デザイナーであり、モダン様式を代表する人物の1人。 ミース・ファン・デル・ローエらバウハウスの影響を受けつつも、独自の視点と哲学をもとに「大量生産を目的とした工業製品」ではなく「機能性を追求した結果として生まれたシンプルモダンなプロダクト」を数多く発表し、歴史にその名を刻みました。 1929年、モダニズムの形式をとった「未来の家」の発表を機に、建築界にその名を知らしめる。1930年代にはレストランや劇場の隣接するリゾート型複合住宅「ベラヴィスタ集合住宅」をはじめとする大規模なリゾート計画を手がけた。
1950年からはデンマークの家具メーカー「フリッツハンセン社」とともに後に世界的評価を受けることとなる家具デザインを開始。1952年発表のアントチェアをはじめ、セブンチェア、エッグチェア、スワンチェアなど、半世紀後も世界中で高い評価を受ける数々の傑作を作り上げる。 トータルデザインという名の完璧主義に基づき作られる彼の作品は、壮大かつオリジナリティに溢れ、建築物だけでなく、家具およびその他のインテリアに至るまで統一したテーマのもとにデザインされています。 ロイヤルホテル(1960年)とともに設計されたエッグチェアや、デンマークナショナル銀行(1971年)の設計時に作られたバンカーズクロックは、彼の哲学が見事に花開いた傑作です。
デンマークの伝統的なデザインを踏襲し育むことに努めているローゼンダールは、数年来海外の製造業者に委ねられていたデンマークの誇りとも言える3つのヤコブセンクロックの製造権を獲得し、同時にこのウォールクロックをオリジナルデザインに忠実に甦らせることを責務とした再興プロジェクトを立ち上げました。 これらのクロックがアルネ・ヤコブセンのスタイルそして信念を100%忠実に守っていることを保証するために、Rosendahl(ローゼンダール)は「Roman」の設計図面及び「City Hall」「Bankers」の現存するオリジナルクロックを入手、そして建築家兼デザイナーであるテイト・ヴァイラント氏を監修に招き、共同制作は実現しました。
テイト氏はのちにこう語っています。「私はどんなリクエストに対しても製造業者が最後まで責任を放棄しないということを唯一の条件として、このプロジェクトへの参加を決めました。私は製造過程の様々な機会で「No」を言ってきました。それは、私にはこの製品がオリジナルと限りなく近いことを保証する責任があったからです。針、ケーシング、ガラスの形状・・・ありとあらゆるところを調べ、そして全てを乗り切りました」と。 こうして「Roman」「City Hall」「Bankers」の3つのヤコブセンクロックは、晴れてオリジナルデザインに忠実に、母国デンマークの地で甦りました。
デンマークが生んだ、20世紀でもっとも影響力の大きい建築家兼デザイナーであり、モダン様式を代表する人物の1人。ミース・ファン・デル・ローエらバウハウスの影響を受けつつも、独自の視点と哲学をもとに「大量生産を目的とした工業製品」ではなく「機能性を追求した結果として生まれたシンプルモダンなプロダクト」を数多く発表し、歴史にその名を刻みました。1950年「フリッツハンセン社」とともに後に世界的評価を受けることとなる家具デザインを開始。アントチェアをはじめ、セブンチェア、エッグチェア、スワンチェアなど、半世紀後も世界中で高い評価を受ける数々の傑作を作り上げました。
巨匠アルネ・ヤコブセンの名作を、オリジナルに忠実に再現!
バンカーズクロック(1971年)
デンマーク国立銀行を設計した際トータルデザインに基づき中を飾る家具や水栓器具らとともに手掛けたウォールクロック。現存する希少なオリジナルクロックを入手し忠実に再現されたバンカーズクロックは、ケースとの一体成型を実現した文字盤が、独特の立体感を演出しています。12のブロックで構成されたバーインデックスによる優雅なスパイラルが、絶え間ない時の流れを表しています。ミニマリズムとモダニズムを兼ね備えながら、シンボリズムをも彷彿させる、創造性豊かな作品です。
巨匠アルネ・ヤコブセンの名作を、オリジナルに忠実に再現!
ルードブレ市庁舎を設計した際に手掛けたウォールクロック。ローゼンダール社はこのルードブレ市庁舎に設置されているオリジナルのシティホールクロックを入手し、オリジナルに忠実に再現しました。ケースと一体成型となった文字盤により独特な立体感を表現し、磨き抜かれたポリッシュケースと50年代らしい一切の無駄を排除した、緻密でミニマリズムを有するクールなデザインが、モダニズムを代表した作品となっています。
巨匠アルネ・ヤコブセンの名作を、オリジナルに忠実に再現!
オーフス市庁舎を設計した際に手掛けたウォールクロック。ケースとの一体型を実現した文字盤に直接インデックスを描くことで、独特の立体感を演出しています。また、ガラスの湾曲もオリジナルに忠実に再現。
オーフス市庁舎は中に飾られる家具や照明はもちろん、灰皿やドアノブに至るまで手掛けられ、トータルデザインという完璧主義へのこだわりが姿を現しはじめた建築物です。当時の設計図面を元に忠実に再現されたローマンクロックは、ケースとの一体成型の文字盤が、独特の立体感を演出しています。壮大かつ非の打ちどころのないエレガンスが印象に残る作品です。